2012/3/11・東日本大震災から一年が経ちました

1年間で有感地震1万回超 余震多発、内陸で誘発型も
1年間で有感地震1万回超 余震多発、内陸で誘発型も

東日本大震災の影響で日本列島はこの1年間、各地で地震が多発しました。マグニチュード(M)9・0の巨大地震の余震や誘発地震が相次ぎ、M7級は計8回発生。震度1以上の有感地震は全国で1万回を超える記録的な数に達しています。

 気象庁によると、大震災以降の全国の地震は、10日正午までに震度6強と6弱が各4回、5強が18回、5弱が46回。震度4以上は本震を含め329回で、ほぼ連日起きた計算なのです。

 余震は一般に本震の規模が大きいほど多い。大震災は世界最大級の巨大地震だったため、余震も7千回超と、けた違いに多く、平成16年の新潟県中越地震の約7・5倍に上っています。

 本震の約30分後に茨城県鉾田市で、昨年4月7日に仙台市などで震度6強を観測。発生頻度は標準的なペースで減っているが、統計数理研究所の尾形良彦教授は「沖合で早く減少しているのに対し、陸地の深い場所では減りにくい傾向がみられる」と分析されています。

 震源域から遠く離れた内陸でも誘発地震が続いた。東北地方などが乗る北米プレート(岩板)は通常、太平洋プレートに押されて圧縮されているが、大震災で両プレート境界が滑って逆に引っ張られるようになり、地殻に働く力のバランスが崩れたためです。

 誘発地震は活断層や火山周辺など地盤が弱い場所で起きやすい。大震災翌日に長野県栄村、同4日後に静岡県富士宮市で震度6強を観測したほか、首都直下でも発生が懸念されています。